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瀬戸 康史(せと こうじ) 1988年5月生まれ、福岡県出身。05年俳優デビュー。TVドラマ「仮面ライダーキバ」(08)、「恋空」(08)で同時期に主演を務め一躍人気を博した。その後もドラマ、映画など、話題作に出演。現在、フジテレビ土曜ドラマ「ロストデイズ」に主演。近年の映画出演作は、『貞子3D2』(13)、『JUDGE/ジャッジ』(13)があり、14年には『わたしのハワイの歩きかた』が公開。

監督を含め、役者陣にとってある意味、挑戦となりました。そして軽快かつ、爽やかに、しかも心の中にじわっとお届け出来る作品に完成しました。

“友達がいないこと”が共通点、個性もルックスもバラバラな7人が、友達を作る部活動「隣人部」に集う―。アニメ、コミックス、そしてゲームと、驚異的に時代を席巻する平坂読のライトノベル「僕は友達が少ない」。シリーズ累計発行部数は実に622万部という作品が、瀬戸康史×北乃きいでついに実写映画化し、映画ならではのオリジナルストーリーで完成した。今回、金髪のためにいつも一人ぼっちでいた主人公、羽瀬川小鷹を演じた瀬戸康史さんに、作品の魅力を伺いました。

-完成した映画を観ていかがでしたか?

すごく、攻めているなと僕は思いましたね(笑)。とても挑戦している感じがしました。でも何か、嫌な感じではないというか・・・。すごい爽やかな風に乗せて、エッジの効いたことを作品の中でやっているということもあり、感情がいろんなところにいけるし、とても楽しかったですね。ずっとウキウキしっぱなしでしたね。

-大切なことを伝えてくれる映画だと思いましたが、現場ではどのようなことを感じていましたか?

現場では、登場人物たちに友達がいない理由が分かるなと、思いました。僕が演じた小鷹が、登場人物の中では普通だったと思うんですよ。なので、夜空、星奈、理科は、客観的に見ていて、エッジが効きすぎていて「そりゃ、友達できなくなるわ」って思いながら見てましたね。それぐらいの勢いがそれぞれの俳優さんにあったし、とても説得力のあるキャラクターづくりをなさっていたので、すごいなって思っていました。朝からあのテンションで演じるのは(笑)。

-では、瀬戸さんもおもいっきり演じたのでしょうか?

そうですね。おもいっきりやったと言えばやったのですが。どちらかと言うと、ツッコミ役のような感じで、話が平行線のまま、交わらない。そこの面白さはありましたよね。一方通行というか。でも、どこか繋がっていたり、まとまった雰囲気が不思議だったし、素敵だったと思います。自然と役には入れましたね。

-今回の作品はライトノベルが原案になっていますが、映像の中でリアルに表現するための工夫などはありますか?

実写で演じる面白さは絶対あると思います。細かい表情だったり、目線の動きだったりなどが人間の面白さというか、ただ、ニコってしていても、その奥に悲しさがあったりするじゃないですか。そういう部分がマンガでは表現できない心の部分なんだろうなって、実写を演じる上で僕ら役者はたぶん思っているので、生身の感情を演じることを大切にしました。

-映画を拝見させていただいて、俳優さんたちのキャラクターに対する愛みたいなものを感じました。瀬戸さんが演じたキャラクターについて、どう思われましたか?

そうですね。割と小鷹は、僕と似ている気もしますよね。小鷹は、ずっと、外見での差別みたいなものを受けていて、友達が少なかったりするわけですけど。友達が欲しいと思っているけど、どこかで孤独な時間とか、一人でいる時間がすごく心地良かったりするっていうのが、僕自身がそうなんですよ。なので、小鷹の一歩踏み出したけど、「別にいいや」と思っている複雑な気持ちは分かりますね。小鷹はこのままの世界でいいんじゃないかって思っているような奴なので、踏ん切りがついてない、曖昧な心の部分は分かる気がします。

―現場では、他の出演者の方と一緒のシーンが多かったと思いますが、皆さんで一緒にいることで一体感はありましたか?

すごくあったと思います。ほぼ、男一人だったんですけど、特に違和感はなかった気がしますね。

続き映画『僕は友達が少ない』●2月1日(土)公開 友だち作りを目的とした部活動「隣人部」という設定や強烈なキャラクターたちが人気を呼び、アニメ化やコミック化もされた平坂読によるベストセラーライト ノベル「僕は友達が少ない」(通称「はがない」)を、オリジナルストーリーで実写映画化。聖クロニカ学園に通う高校2年生の羽瀬川小鷹は、金髪でハーフ、目つきが悪いといった外見からいじめられ、いつもひとりで過ごしていた。ある日、同じく友だちがいないという風変わりな美少女・三日月夜空と知り合い、友だち作りのための部活動「隣人部」を設立することに。そして個性的な生徒たちが加わっていく―。「本当の友達ってなんだろう」と考えさせられる、痛快エンターテイメント。監督・脚本/及川拓郎
出演/瀬戸康史、北乃きい
配給/東映      【PG-12】

-学園を舞台にした作品ですが、学生を演じるのは、どのような感じですか?

初めは本当に25歳で大丈夫かなって思っていたんですが、皆さんが似合っているって言ってくださるので、思いっきり演じました(笑)。実際の人生で、高校生活の思い出が全くないんですよ。この仕事をやって上京していたというのもあるんですけど、本当に孤独な高校生活だったので、擬似体験が出来て本当に楽しかったですけどね。

-劇中では、自分のイメージした通りの世界が現れるバーチャルシーンもありましたが、あのような体験をしてみたいですか?

ちょっとしてみたいですね。どんな世界になるんでしょうね。みんなが優しく声を掛けてくれるとか…。

-今回メガホンをとった及川拓郎監督。瀬戸さんから見た及川監督はどんな監督でしたか?

愛のある監督でしたね。おかげで現場も楽しかったですし、役作りも楽しかったですね。

-『僕は友達が少ない』というタイトルですが、“友達”って人によって考え方が違うと思うんですが…。

友達のラインも難しいですよね。話をしただけでも友達っていう人もいるし。僕的には、迷惑を掛けれないのが友達かなって思ったりします。今までは愚痴を言ったりするのが、友達だと思っていたけど、逆に迷惑を掛けれなかったり、そういうのが友達なのかなって思うようになりました。

-では、友達になれた人は初めて会った時に、何か感じるものとかありますか?

そうですね…無言でも大丈夫だったりとか。そういうのを波長っていうんですかね(笑)。友達にはそういうのは感じるし、性格が似ていたりもしますね。

-この映画が終わって、“友達”について考えが変わったことなどありますか?

今、ネットとかも充実していて、知らない人とでも繋がることができる世の中になってきている中で、こういう作品が世に出ているっていうのは意味があることだと思いますね。「本当の友達ってなんだろう」って考えることができる作品だと思います。題名は本当にインパクトがあると思うんですよ、『僕は友達が少ない』って。だけど、あまり重く考えないで観れる作品だと思うので、たくさんの人々に観て欲しいですね。

-では、最後に一言お願いします。

僕が演じた小鷹は最初に「友達がいない」という台詞だったのが、最後には「友達が少ない」という言葉で終わるんですけど、ほんのちょっとの成長なんですよね。それをみんなが共感してくれたら嬉しいです。暗い人がいきなり明るくなりましたという作品だと、嘘ばっかりっていう気がするので、今回の作品は小鷹のちょっとした成長を細かく、丁寧に、見せている作品だと思います。是非ご覧になられた方にそんなところが感じて貰えたらいいなと思います。

 

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