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濱田 岳(はまだ がく)1988年東京生まれ。98年にドラマ「ひとりぼっちの君に」で俳優デビュー。以降、現在に至るまで数多くの映画、ドラマ、CMなどに出演。07年には映画『アヒルと鴨のコインロッカー』で高崎映画祭最優秀主演男優賞を受賞し、今や圧倒的な個性で、日本映画界に欠かせない俳優となっている。最近の出演作は『みなさん、さようなら』(13)、『はじまりのみち』(13)、『僕はまだ本気出してないだけ』(13)、『謝罪の王様』(13)、『永遠の0』(13)など。今後の待機作に『神様のカルテ2』『SAKE-BOMB』『舞妓はレディ』と出演作が続く。 岡田 将生(おかだ まさき)1989年東京生まれ。07年映画『天然コケッコー』、ドラマ「花ざかりの君たちへ~イケメン♂パラダイス」など注目を浴びる。以降数々のドラマ・映画・CMなどで活躍。09年には、日本アカデミー賞新人俳優賞、ブルーリボン賞新人賞をはじめ、多くの映画賞を受賞。翌年には助演男優賞を受賞した。今最も注目される俳優の一人である。最近の出演作は『宇宙兄弟』(12)、『潔く柔く』(13)、『四十九日のレシピ』(13)、『謝罪の王様』(13)。今後の待機作として、『オー!ファーザー』『彼女との上手な別れ方』が

濱田岳×岡田将生 マキメ・ワールドはとても繊細。完璧な嘘というか、完璧過ぎて実際に起きているのではと思えるんですよ!(濱田)

現在、絶賛公開中の映画『偉大なる、しゅららぼん』。“マキメ・ワールド”と呼ばれる奇想天外な世界観が人気の作家・万城目学の同名小説を映画化した作品だ。今回は、パワースポットとしても知られる日本最大の湖・琵琶湖で不思議な力が使える日出家の本家跡取り・日出淡十郎を演じた濱田岳さんと本家に居候する日出涼介を演じた岡田将生さんに作品のことや撮影秘話などいろいろと伺いました。

―お2人とも原作者である万城目さんの作品には、これまで出演されたことがありますが、マキメ・ワールドの魅力はどういったところだと思いますか?

濱田 完璧な嘘ですかね~。なんか、嘘のような本当の話もあったりするんですよ。以前『鴨川ホルモー』で演じた役は、信長に憧れて中剃りにして茶筅髷を結うんですよ(笑)。「これは完璧な色物だ」って思いながら万城目さんに話を聞くと、実際に京大にそういう人がいたらしく…。その理由が、ヘディングがしやすくなるように(笑)。。

岡田 それ何回聞いても面白いですよね、本当に(笑)。

濱田 でも実際にそういう人がいるって分かったら、ゾッとしましたね。ただのファンタジーで、中剃りをしてしまうキャラかと思ったのが、まさかの再現ドラマだとは思わなくて。僕自身もある意味、どこかで信じている節があるかもしれないですね。琵琶湖の湖畔に実際にいるかもしれないっていう、本当のような嘘の話だから油断できないですね(笑)。

岡田 僕も『プリンセス・トヨトミ』に出演させていただいて、あの作品は大阪の下には…っていう話ですが、本当に大阪だとあるんじゃないかなって思わせてくれるんですよね。ただ、僕は油断ができないっていうよりも、楽しくやろうっていう感じでしたね。

―今回演じられた役柄について、どのような印象を持たれましたか?

濱田 公家言葉を現代語で話すというか、口語で話すというのは本当に難しいなって感じました。それが一番、大変でしたね。生まれながらにして殿なだけなんですよね、淡十郎君は。人を蹴落としたり、成り上がってやろうっていう気持ちで出来た殿ではなくて、生まれた瞬間からたまたま殿だったっていう、天才的な人だろうなっていう理解でしたね。

岡田 涼介は純粋なところもありますし、素直に友達ができますようにって思える子ですね。今回の役では受け身が多く、岳くんが演じた殿もそうですし、たくさん濃いキャラクターの方が出演されていたので、それを一生懸命受け止めようというのが今回の僕の目標だったので、そこが一番大変だったなって思います。

―共演をされてお互いについてどのような印象をお持ちですか?

濱田 面白ポイントはくさるほどありますね。例えば…奇跡なんですよ、なんでも。何でそういうことになっちゃうかなって感じで。真面目にやっているのは分かるんですけど、なんでそっちかなっていうことばっかり(笑)。

―それは良い方向に向かっているわけでは…?

濱田 いや~、良くないでしょう(笑)

岡田 (笑)

濱田 ざっくりですけど、言えば天然ちゃんなジャンルに入るんですよ。で、今回共演した渡辺大さんも独特な天然のジャンルの方で、その2人でどっちが天然かって、言い合って大げんかするとか。将生くんが移動中に「寝ますからね」って言ったにも関わらず、それを無視して大さんは着くまでしゃべり続けるっていう(笑)。「大さん、俺、寝ますからね」って一回断っているのに、返事が無くてそのまま将生くんにしゃべり続けるっていう。で、着いて降りたら、将生くんが「ちょっと考えられないわ」って怒るとか。毎日そんなことがあって…下らなさ過ぎる(笑)。

岡田 いや、でも普通考えられないでしょう。寝るって言っているのにしゃべりかけるとか(笑)。

濱田 ちゃんと丁重にお断りはしているのに、それなのに不幸なことになるんですよ(笑)。

―では岡田さんから見た濱田さんは?

岡田 今、岳くんが話していた「考えられる?」ってことを気軽に言える人。たぶん、大さんにはそんなこと言えないんですけど、岳くんは何でも聞いてくれるから。

濱田 火傷するよね、そんなこと大さんに言ったら(笑)。

岡田 火傷っていうか、また喧嘩になっちゃうよね(笑)。岳くんとは、今回の劇中の殿とお供っていうキャラクターの関係性と同じように、僕はすごく岳くんを頼りにしていますね。ただ、急にほったらかしにされることがあり、いつの間にか敵になっているので、油断できないですね。

濱田 将生くんって、いつも全力で驚いてくれるんですよ。何回やっても100%で驚いてくれて、それが楽しいんですよ。

続き映画『偉大なる、しゅららぼん』●絶賛公開中琵琶湖には、太古から不思議な力を伝承してきた一族がいる!その力によって江戸時代から湖畔の街を牛耳り、現存するお城に唯一暮らす一族・日出家。そして日出家と1300年に渡りライバル関係にある棗家。今でも続く両家の因縁。しかし両家の前に最悪・最凶の新たな敵が現れ、世界の危機が!! 果たして世界を救うことができるのか? そして力にまつわる謎の音“しゅららぼん”とは…。監督/水落 豊
出演/濱田 岳、岡田 将生、深田 恭子、渡辺 大 他
配給/東映/アスミック・エース

―共演者の渡辺大さんについても話が出ましたが、共演された感想を教えてください。

濱田 今回が初めましてで、棗(本作の役)のような人なんだろうと思っていたんですけど、いざ、共演してみるとすごく変な人で(笑)。ギャップがありましたね~。一番衝撃を受けたのが、妹役の柏木ひなたちゃんとガチで揉めていたことですね。僕が「大さん、止めなよ。いい大人なんだからそんな怒るなよ」って言ったら、「どんな子に対しても同じ目線にハードルは下げられるんだ。だけど、一回下げると元に戻せないんだよ」って。そんなこと大きな声で言わなくてもいいじゃないですか(笑)。

岡田 僕も初めてのお仕事で。岳くんともどんな方だろうねって、話をしていたんですけど、いざお会いしたら、本当に僕はよく喧嘩してたっていうか、永遠のライバルって感じですかね。

濱田 レベルの低いライバルですけどね。そんなカッコいい感じじゃないですよ(笑)。

―今回の撮影現場は、実際にお城での撮影だったそうですが。

濱田 今回みたいな突飛な話って、城に住んでいるっていうことで、この人たち変な人だって説明してくれたり、外的要素がだいぶ助けてくれるんですよ。だから本当に彦根城の協力がなかったら、どうなったんだろうって思うと懐の広さに感謝ですね。それと、ひこにゃんのお家でもあるから、頻繁にひこにゃんと遭遇したよね。

岡田 そうなんです、遭遇すること多かったですね。本当にいるだけで可愛くて、癒されました。女性陣の深田さんや貫地谷さんがひこにゃんを見ると笑顔になっていました。

―濱田さんは淡十郎を演じるにあたり、10キロぐらい太ったと伺いましたが。

濱田 そうなんです。でも全然戻んないんですね。今、大河ドラマに出演していて、今度ふんどしの撮影があるんですけど、ふんどしに向けて痩せないといけなくて大変ですよ。でも女子の水着みたいでそれも変ですけどね(笑)。男のくせにふんどしだから痩せなきゃって(笑)。太るのは簡単で、何も気にせず暴飲暴食してました。目標は学ランの詰襟のところにぷにっとお肉がのればいいと思っていたんですが、撮影が始まっても食べるペースが戻らず、太っている人のペースになってしまい、ついに学ランのポケットが破れてしまったんですよ。まぁ、どこかが破れるのは時間の問題でしたけどね(笑)。

―赤い学ランを着た感想や着る時の意気込みなどありましたら教えてください。

濱田 学ランってやっぱり黒の印象しかないので、初めて見た時は脳がおかしくなりましたけどね。お互いに「似合う、似合う」って励まし合っていたんですが、実際に黒のチームと混ざった時に、心が折れそうになりましたね。「やっぱ、変だよ~」って。

―特に黒の中に赤っていうのが目立ちますよね。

濱田 一般の通行の方とか「わ~、岡田将生だ」ってなるから、スタッフさんが気をつかって隠してくれているのに、どっからでも岡田将生がいるのがわかっちゃうから、うざがられていましたね(笑)。どこに居ても目立つんだよね。

―岡田さんが演じた涼介は家の掟に従い本家に修行に訪れた高校生ですが、岡田さん自身の決まり事はありますか?

岡田 朝ごはんを食べるかなぁ。忙しい時ほど、つらい時ほど、朝ごはんを食べるっていうのは自分の中で勝手に決まっているんですよね。今日も、食べてきて…。ご飯派ですね。ご飯に味噌汁が好きですね。

―では最後に読者に向けて一言お願いします。

岡田 若い人から大人まで、そして女性にも楽しんでもらえる映画です。何も考えないで観れる作品なので、ぜひ劇場で観て欲しいですね。

濱田 誰でも観れるのが、一つの売りでもあるんで。原作ファンでもある僕が観ても裏切ってはない作品だと思いますし、監督が「万城目さんに褒めてもらった」って言ってました。原作者の方がそう言ってくれて、ちょっと胸を張ってもいいのかなって思っているので、ぜひぜひ劇場にいらしてください。

 

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